おやつの時間を、もっと楽しく
フルーツも砂糖も食べられない——その制限の中で「おいしい!」と言えるおやつがあることの大切さ。もちもちのパンケーキに安心して手を伸ばせる喜び。食べられるものが限られていても、おやつの楽しさは諦めなくていい。
おいしさの裏側にある栄養の話
遺伝性果糖不耐症(HFI)はアルドラーゼB欠損により果糖の代謝ができない疾患。果糖、ショ糖(砂糖)、ソルビトールの摂取を厳格に制限する必要があります。ブドウ糖(グルコース)は果糖と異なる代謝経路で処理されるため、HFIでも利用可能です。
材料(3人分)
- タピオカ粉 60g
- 米粉 40g
- 卵 1個
- ブドウ糖 大さじ1
- 牛乳 100ml
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
- バター(焼き用) 適量
作り方
- ボウルに卵、牛乳、ブドウ糖を入れて混ぜる。
- タピオカ粉、米粉、ベーキングパウダーを加えてダマがなくなるまで混ぜる。
- フライパンにバターを溶かし、お玉半分の生地を丸く広げる。
- 弱火で2分、表面にプツプツ泡が出たら裏返して1分焼く。
- お好みでメープルシロップ(果糖不含のもの)やブドウ糖シロップを添えて。※甘味料の選択は主治医にご確認ください。
栄養のポイント
2枚あたり:糖質約18g(ブドウ糖含む、果糖0g)。果糖(フルクトース)を含まないレシピ。ブドウ糖は体内で直接エネルギーとして利用されます。
よくある質問(FAQ)
砂糖は使えないのですか?
砂糖(ショ糖)は分解するとブドウ糖と果糖になるため、果糖不耐症では使用できません。純粋なブドウ糖を使用します。
メープルシロップは大丈夫ですか?
メープルシロップにはショ糖が含まれるため、基本的には避けてください。使用する場合は必ず主治医にご相談を。
果物は一切食べられませんか?
多くの果物には果糖が含まれるため制限が必要です。果糖含有量が極めて少ない食品については主治医・管理栄養士にご相談ください。
エビデンスまとめ
本記事の内容は以下の科学的根拠に基づいています。
- Snacking Patterns in Children (Appetite, 2019) — 子どもの間食パターンと栄養摂取への影響を大規模コホートで分析。DOI: 10.1016/j.appet.2019.104326
- Nutrition Guidelines for Children (J Academy of Nutrition and Dietetics, 2019) — 子どもの栄養ガイドラインと食事計画の最新推奨を提示。DOI: 10.1016/j.jand.2018.12.003
- Healthy Eating in Children (Pediatrics, 2019) — 子どもの食習慣形成と長期的健康への影響を検証。DOI: 10.1542/peds.2019-3482