「自分で作ったドーナツ」は、どんなお店にも負けない
Mikaが焼きドーナツ作りに挑戦した日のこと。テーブルの上にはプレーン、チョコ、いちご&ビーツのピンク、スピルリナのグリーンと4色の生地が並びました。「全部混ぜたらどうなる?」「このピンク、すっごくかわいい!」——焼き上がったドーナツにチョコペンで顔を描いたり、星やハートのスプリンクルを散りばめたり。完成したドーナツを見て「お店みたい!」と目を輝かせた瞬間、親子クッキングの醍醐味がそこにありました。
しかもこのドーナツ、1個あたりの糖質は約5g。生地にラカント(天然甘味料)を使い、揚げずにオーブンで焼くスタイルだから、見た目のワクワク感と中身の安心が両立します。まさにVisual Junk、Inside Superfood。子供の「もう1個食べたい!」にも、笑顔で応えられるレシピです。
材料(ドーナツ約12個分)
基本の生地
- 米粉 … 150g
- アーモンドパウダー … 30g
- ラカント … 30g
- ベーキングパウダー … 小さじ1
- 卵 … 2個
- 無塩バター(溶かし) … 30g
- 牛乳 … 80ml
- バニラオイル … 少々
4色の味付け
- プレーン … 基本生地のまま
- チョコ … ココアパウダー 大さじ1を追加
- いちご&ビーツ(ピンク) … いちごパウダー+ビーツパウダー 各小さじ1を追加
- スピルリナ(グリーン) … スピルリナパウダー 小さじ1/2を追加(味はプレーンとほぼ同じ)
デコレーション素材
- 粉糖(アイシング用) … 適量
- チョコペン(各色) … お好みで
- スプリンクル、星・ハートの飾り … お好みで
チョコペン、スプリンクル、星型・ハート型の飾り、アイシング用の絞り袋——デコレーションに必要なアイテムは、セリア(100均)でほぼ全て手に入ります。1回のお買い物で500円以内に収まることも。「今日はどの飾りにする?」と子供と一緒に選ぶところから、楽しい時間が始まります。
作り方
1. 基本生地を作る
ボウルに米粉、アーモンドパウダー、ラカント、ベーキングパウダーを入れて泡立て器でよく混ぜます。別のボウルで卵、溶かしバター、牛乳、バニラオイルを合わせてしっかり混ぜたら、粉類のボウルに加えてなめらかになるまで混ぜます。
2. 4色に分ける(ここが一番楽しい!)
生地を4等分して、それぞれのボウルに入れます。1つはそのまま(プレーン)、1つにココアパウダー、1つにいちご&ビーツパウダー、1つにスピルリナパウダーを加えて混ぜます。子供に「どの色を混ぜたい?」と聞くと、目をキラキラさせて選んでくれます。
3. 型に流して焼く
ドーナツ型に薄く油(またはバター)を塗り、スプーンやジップ袋の角を切ったもので生地を流し入れます。170度に予熱したオーブンで12〜15分焼きます。
オーブンで焼くと、せっかくのピンクやグリーンの生地に焼き色がついて色が隠れてしまうことがあります。Mikaの体験でもこの点が気になりました。色をもっと鮮やかに残したい場合は、蒸し焼き(スチームベイク)を試してみてください。天板に水を張ったバットを置いてオーブンに入れる方法で、焼き色を抑えながらふっくら仕上がります。ただし通常の焼き方でも、デコレーションで上からアイシングをかければ色は十分カバーできます。
4. しっかり冷ます
焼き上がったら型のまま5分ほど置いてから、網に取り出して完全に冷まします。冷めていない状態でデコレーションすると、チョコペンやアイシングが溶けてしまうので、ここは少し待ちましょう。待っている間に、デコレーション素材を並べて準備するのがおすすめです。
5. デコレーション — 自由に、思いっきり!
粉糖に少量の水を加えてアイシングを作り、ドーナツの表面にスプーンでかけます。固まる前にスプリンクルや星・ハートの飾りをのせましょう。チョコペンで顔を描いたり、名前を書いたり、好きなキャラクターを描いたり——ここは子供の自由な発想にまかせるのが一番です。




Mikaが実際にデコレーションしたドーナツたち。全部セリアの素材でこの仕上がり!
実際に作ってわかった「ラカントアイシング」の落とし穴
Mikaが作ったとき、「アイシングもラカントで作れたら最高では?」と試してみました。しかし結果は——ラカントではアイシングがうまく固まりませんでした。ラカントは結晶構造が砂糖と異なるため、粉糖のように水に溶かしてもなめらかなアイシングになりにくいのです。
そこで、アイシングには通常の粉糖を使い、使う量を最小限にするのがベストな方法。ドーナツ1個に使うアイシングの糖分は1〜2g程度。生地の糖質2〜3gと合わせても、1個あたり約5gに収まります。「全体で少なくする」という発想で、十分に楽しいデコレーション体験と糖質コントロールを両立できます。
栄養情報(1個あたり)
- 糖質: 約5g(生地 2〜3g + デコレーション 1〜2g)
- 生地にラカント(天然甘味料)を使用することで、生地自体の糖質を抑えています
- 揚げずに焼くことで余分な油をカット
- 米粉+アーモンドパウダーで食物繊維もプラス
もっと楽しくするためのアイデア
スプリンクルの「ジャリジャリ」が気になるとき
飾りのスプリンクルをたくさんのせると、食感が「ジャリジャリ・ガリガリ」になることがあります。これは子供によっては気になるポイント。スプリンクルの量を少なめにして「ここぞ」というポイントに散らすか、チョコペンの描画をメインにすると食感がなめらかに仕上がります。小さめのアラザン(銀色の球状の飾り)は口の中で溶けやすいので、食感が苦手な子にはこちらもおすすめです。
テーマを決めてデコレーション
「動物園ドーナツ」「宇宙ドーナツ」「お花畑ドーナツ」など、テーマを決めると子供のクリエイティビティが一気に爆発します。チョコペンで動物の顔を描いたり、星のスプリンクルで宇宙を表現したり。作る前にスケッチブックにデザイン画を描く時間を作ると、さらにワクワク感がアップします。
お友達を呼んでデコパーティ
焼きドーナツを事前にまとめて焼いておき、デコレーション素材を並べて「デコパーティ」を開くのも素敵。自分で作ったドーナツをラッピングしてお土産に持ち帰れば、特別な体験の思い出になります。
子供の「できた!」を育てるクッキング体験
東京大学の発達心理学研究(2023)によると、料理体験は子供の実行機能(計画・段取り・自己制御)の発達を促すとされています。特にデコレーションのような自由度の高い作業は、創造性と自己表現を同時に刺激します。「自分で考えて、自分で作って、自分で完成させた」という達成感は、子供の自信を確実に育てます。
焼きドーナツ作りは、計量、混ぜる、色を選ぶ、デコレーションするという複数のステップがあり、年齢に応じて「ここは子供に任せる」「ここは一緒にやる」と調整しやすいのも魅力。3歳なら飾りを選んでのせるだけ、5歳なら生地を混ぜるところから、7歳なら計量から全部——子供の成長に合わせて、毎回新しい挑戦ができます。
エビデンスまとめ
本記事の内容は以下の科学的根拠と実体験に基づいています。
- Cooking with Children: A Systematic Review (Appetite, 2020) — 親子クッキングが子供の食への関心・野菜摂取量・自己効力感を向上させることを複数の研究から分析。DOI: 10.1016/j.appet.2020.104734
- Effects of Rare Sugars on Postprandial Glucose (Journal of Nutritional Science, 2021) — ラカント等の希少糖が食後血糖値の上昇を抑える効果について報告。DOI: 10.1017/jns.2021.55
- Mika Terao の実体験レポート — 4色焼きドーナツのレシピ開発、ラカントアイシングの実験、セリア素材でのデコレーション体験を元に構成。